ジュネーブタイムス 194x/07/24号


・独軍、東部戦線を平定  7月23日の戦闘において、独軍は東部戦線の日本軍拠点を全て制圧する ことに成功した。これにより、インド大陸における日本軍拠点は南西方面 1箇所となり、インドをめぐる戦争は最終局面を迎えることになる。  独軍の攻撃は既に包囲してある日本陣営都市への爆撃から始まった。 ここからプロセスの計算された作戦行動で、F12->15->5->と攻撃を進めていった。  一方の日本軍はF19->20->8という攻略作戦に全戦力を集中。両者とも 防衛には戦力を割かなかったため、ノーガードでの占領合戦が展開された。  しかしながら稼働率の違い(独:87%、日:67%)や都市爆撃などが影響し、 最終的には戦力に勝る独軍が先に占領作戦を終了した。  占領作戦を終了した独軍はF8の防衛に迎撃部隊を派遣、F8-20間で 激しい戦闘が繰り広げられた。この戦いでは日本軍制空戦闘機隊の 活躍が目立ったが、最終的に独軍戦闘機が日本軍輸送機を捕らえる ことに成功し、F8を守りきった。  独軍はさらに混乱に乗じて、占領直後でまだ回復の浅いF20を攻撃。 これを奪回した。これによってF8近辺で戦闘していた日本軍は基地に 帰還できない機体が続出、多数の被害が出た。 ・日本軍新型機、猛威を奮う  今回の戦闘に投入された日本軍の新型機(コード名:疾風、型式名:Ki84) が多大なる戦果を残した。  戦果発表によると、日本軍全撃墜数の78%を、全体比わずか2割の新型機が 稼ぎ出したことになる。この機体の活躍のおかげで、日本軍は基地を奪われ 数で圧倒されながらも、戦闘機部門の撃墜比では17:14と独軍を上回った。  独軍も新型機を繰り出したが、撃墜数は全体の21%にとどまった。  日本軍インド方面司令官は、 「疾風量産の暁には、ルフトバッフェなどあっという間に叩いてくれるわぁ!!」 とコメント。 ・撃墜王争い  撃墜王争いでは、新型機疾風を駆るsaiun氏とohhf氏がともに4機を撃墜 した。独軍ではk-ju氏が、量産型Fw190A4ながら3機を撃墜し、今週の独軍の エースとなった。  総撃墜数では、saiun氏の撃墜スコアはこれで9機となり、両陣営含めて 単独首位に踊り出た。次点は独軍のgunzei氏で6機。 ・インド大陸戦争は最終局面へ  独軍が東部戦線を完全制圧したため、日本軍の拠点はF6,F19の2箇所のみ となった。今後、独軍がこれに総攻撃をかけることは必死であり、大陸戦争は 最終局面を迎えたと言える。  独軍は兼ねてから開発を進めてきたジェットエンジン搭載戦闘機を投入する と発表しているが、噂では日本軍もジェット戦闘機の開発に成功、これを 戦線に投入すると言われている。当社の調査では日本軍のジェット機は既に 写真が公開されている独軍のジェット機(形式名Me262)に酷似しているらしい。 (注)  この新聞記事はいくつかの軍事機密を含んでいるように思える場合がありますが、 それは気のせいです。決して自分の周りにいる人間をスパイだと疑わないでください。  また、万が一何かの拍子で当社の潜入レポーターを見つけても、拷問にかけたりせず 温かい目で見逃してあげてください。  なお、記事の内容に関しての抗議は当社編集部にて受け付けております。