ニュース速報


 194x年7月2日、ドイツと日本の間でついに戦争が勃発した。  欧州統一を果たしたドイツ帝国と、大東亜共栄圏を完成させた大日本帝国は、 表面上は友好関係を保ってはいたもののの、ここ数年国境付近での緊張が 高まっていた。  今回の事件では、国境付近を警備していた両軍の戦闘機隊が互いに 挑発行動を繰り返し、片方の発砲が命中したため、とうとう戦闘状態に 突入してしまったとのこと。  なお、どちらが先に発砲したかという事実に関しては、両軍とも相手で あると非難していて定かではない。  交戦状態に突入すると同時に、国境付近に配備されていた両軍の航空 勢力がなし崩し的に無秩序な戦闘に突入。双方多大な損害を出した模様。 具体的な被害状況はまだ把握されていない。  今回の戦闘が無秩序になったものは、正式な交戦開始が宣言されたわけでは ないことと、指揮系統の乱れが原因として指摘されている。  いずれにせよ、同日両国は正式に相手に宣戦を布告。本格的な戦争状態 に突入した。  今後の戦闘はより作戦行動を伴った、より本格的なものになると予想される。