《tuki司令官の手記》
米軍司令官の回想録
敗軍の将、tukiyoです。
長いようで短かったイベントも終わりました。
80名を超える超ビッグイベントで、幸いにも司令官を経験する事が
できました。
大変だったけど、非常に充実した1ヶ月でした。
皆さん、ありがとうございました。
今回のイベントでUSNFが取った戦略・戦術を紹介し、今回の戦いの
結果を振り返ってみようと思います。
1)開戦前
USNFの基本方針は、「空母を守ってポイントで優位に立つ」でした。
全ての日本軍基地を占領する選択肢もあったのですが、3回で11もの
基地を占領するのは困難で、空母の位置によっては実現できない場合も
あると考えていました。
とにかく迎撃体勢を整え、G4M3を空母に近づけなければ良いと考えていた
のです。
そのため、USNFでは3個小隊から成る2個中隊、合計6個小隊の編成
をしました。
各小隊は4~5機の編成となります。
防空管制官(私(^^;))がレーダを見ながら、空母に接近する敵へ迎撃機を
誘導するという、非常にシンプルな防空管制体勢とします。
管制官は常にどの空域に小隊が飛んでいるかチェックし、小隊単位で迎撃
指示行っていました。
この時点では、各小隊に特別な性格付けは無く、皆同じ性格の迎撃小隊と
考えていました。
その後、戦訓を元にしていくつかの特殊小隊が形成されていきます。
2)テスト第1戦
USNFは空母としてF5/F10を選択します。
F10はF6の外洋を遊弋していましたが、F5はF4南に位置し、さら
にF19目指して西進している状態でした。
VGF-27中隊をF5に配置、VGF-28はF10に配置しますが、VGF-28はすぐに
F5へ移動させるつもりでした。
開始早々、F5が発見されます。
私はF10を完全に無視し、F5防衛に重点を置きます。
敵がF19を拠点として攻撃してくるのが明白だったので、F5-F19の
間に迎撃機を展開します。
IJN側は数機の零戦を偵察に派遣してきました。
序盤はこの偵察機との小競り合いとなりますが、あくまでも目標はG4M3でし
た。
まもなく、G4M3と思われるドットの集団がF19から向かってくるのが見え
ました。
私は迎撃隊にそのドットの位置を通達し、集団迎撃を行わせます。
非常にあっさりとこれを撃退。
敵は散発的に魚雷を発射しますが、命中弾はありませんでした。
続いて第2次攻撃隊と思われるドットを発見。
F19の東を北上する艦隊の南に回り込み、東から攻撃しようとしているの
が丸見えでした。
再度、艦隊の南に迎撃機を集中し、追撃を指示します。
しかし、敵はそのまま東へ離脱し、迎撃隊は零戦の追撃を受ける恐れがある
為、ここでの迎撃を断念します。
数分後、予想通り東から攻撃隊が接近してきました。
私は再度迎撃隊を東に振り向けますが、零戦に惑わされた迎撃隊が思うように
艦隊上空から動いてくれず、戦力を集中する事ができません。
そうこうしているうちに艦隊東に取り付いた雷撃隊に魚雷投下を許してしまい
ます。
この時点で魚雷2発を受けてしまいました。
終盤、F15が我が艦隊に突入してきます。
北側で警戒に当たっていた編隊がF15の対空砲火を浴び、若干の被害を出し
てしまいました。
この時点でもしも北から攻められたら、えらいことになってたところです。
なんとかF15とすれ違った所で、多数のドットが北東から一直線に空母めが
けて来るのが見えました。
私は最後の全機迎撃を命じます。
今度はなんとか空母を守り切り、損害を最小限に抑える事ができました。
結果はポイントで圧勝。
迎撃隊は非常によく働いてくれたようです。
零戦が空母を取り囲むように飛行していましたが、G4M3の編隊は固まって飛行
していたため、レーダ画面でその位置が丸見えでした。
これならレーダ管制は楽だと思い、一人ほくそ笑んでいたのです。
なお、F10は後半偵察機に発見されていましたが、敵はF5に集中していた
為、F10は完全に無視していました。
3)テスト第2戦
今回新しく登場する戦術に、戦闘偵察がありました。
前回のテストプレイでは、レーダでG4M3を確認しながら、囮の疑いも捨て切れず、
結局思い切った迎撃をせずに雷撃を受けてしまいました。
そこで、敵の想定出撃基地に偵察機を貼り付け、基地を離陸した直後に迎撃隊を
派遣する戦術を取ろうとしたのです。
今回の空母はF15とF10を選択します。
F10はF12を目指して西進していました。
まだ距離はありますが、F12を無視する事はできません。
一方、F15は限りなくF31に接近しており、敵に発見されるのは必至でした。
私は戦闘偵察隊にF12の状況を確認させつつ、いつでもF15に戦力を集中で
きるようにしました。
ゲーム開始早々、F31から偵察機が接近します。
一瞬、私は偵察機を撃墜し、空母の発見を遅らせようかとも考えます。
逡巡しているうちに何故か敵はそのまま北上してしまいました。
88mmも発砲していません。
このまま20分近く時間が流れます。
私は焦れました。
「日本軍はひょっとして空母を発見できずにいるのか?」
「それとも、何かとてつもない戦術を試そうとしているのか?」
F10やF15からの赤矢印レーダで、敵がF8に集結しているとの情報を
受けていました。
となると、やはり高空からの急降下雷撃か?
私は迎撃隊に、待機高度を上げるように指示します。
やがて多数のドットが北東から接近して来ました。
どうやら3隊に別れているようです。
どれがG4M3なのか?
とにかく、全機にその方向へ向かうように指示します。
敵は12000~15000で接近してきます。
やはり急降下雷撃でした。
しかし、今回はラッキーでした。
丁度空母が南西へ転進した直後で、日本軍は空母の後ろから追いかける形で
突入する事になります。
後方から迎撃を受けながら無理に撃った魚雷は命中精度が低く、2本の魚雷を
受けましたが空母沈没の事態は免れました。
その後戦場はF29西に移ります。
F31とF29に偵察機を送り込み、上空で監視する体制を整えました。
終了間際、G4M3と思われる編隊がF18から接近してきましたが、結局突入
する事無く時間切れとなりました。
途中、F10へ2機のG4M3と数機の零戦が飛来していました。
いつ目標が変更されるか、また少数とはいえ無視するわけにもいかず、1個
小隊を貼り付けたまま、最後まで小競り合いを繰り返してしまいました。
この方面を担当して貰った小隊は退屈だったと思う、ごめん。
テスト第2戦の結果は、またもやUSNF圧勝でした。
しかし、魚雷2本を受けており、もう1本食らえば危ない所でした。
今回もG4M3は固まって行動していたため、レーダ管制する私にはとてもありが
たいものでした。
「この調子なら勝てる!」
不遜にも、そんな思いが頭を過ぎるようになっていたのでした。
4)本戦第1ラウンド
アイコン距離が非常に短いため、編隊飛行が困難との報告を受けていました。
そこで、これまでの小隊防衛を捨て、ゾーンディフェンスを採用します。
防衛待機ゾーンを小隊単位で指定し、小隊長が内部でローテーションを組んで
常に何機かの迎撃機が上空に存在するようにします。
これならば、小隊で無理に編隊を組んだり、補給する機体を待って空母の甲板
で無駄に時間をつぶす事も無くなります。
そして、ゾーンディフェンスの究極の目的は、常に臨戦可能な戦闘機が半数以上
上空で待機できる体勢を作る事でした。
それまでは管制官が空母を中心にどこへ小隊を派遣したか常に把握していなけ
ればならず、混戦になるとレーダ管制が困難な状態になります。
また、小隊に迎撃指令を出しても、丁度空母へ帰還中だったり、上空待機して
いる小隊がまだ空母帰還中だと勘違いしたりして、思うように迎撃体勢が取れず、
逆に全小隊が補給中に敵襲を受ける危険がありました。
滞空時間の短い機体のローテーションを管制官が一人で行うのは事実上不可能
だったのです。
そうしておきながら、G4M3と思われる編隊を発見したら、全機に迎撃を行わせる
緊急迎撃体勢も整える必要があります。
こうして司令官の手抜き戦術であるゾーンディフェンスが採用されます。(^^;)
これは終戦まで、USNFの基本戦術となります。
さらに、新戦術として、左翼集中射撃と翼端灯の活用があります。
デュッセルドルフでも採用された左翼集中射撃は、防弾の高い爆撃機を攻撃する
基本戦術となりました。
全ての迎撃機が左翼を狙って射撃するのです。
例え1機目で撃墜できなくても次の迎撃機も左翼を狙うので、確実に羽もげに
する事ができます。
また、翼端灯はアイコン距離が短く、敵味方の識別が困難な状況で威力を発揮
すると期待されました。
G4M3を発見した場合、翼端灯を点灯しながら突入する事としたのです。
付近にいる迎撃機は、翼端灯を発見したらその周辺に集結してG4M3を迎撃する
のです。
このように完璧なシステムで日本軍の攻撃を待ち受けるつもりでした。
・・・それがまさか・・・。
空母の配置はまずまずでした。
F10はF6の北、F15もF31の北西に位置します。
しかし、ここで私は最大のミスを犯します。
F10は確実にF12へ向かいます。
そしてF15も南下を始めたため、F31に接近しつつあったのです。
この事に動揺した私は、F5とF20を選択したのです。
F5はF1の南東、F20はF19の西でした。
いずれも開始時点ではMAP外側へ向けて航行していたのです。
しかし、F20は開始直前に反転。
一路F19を目指して疾駆します。
F5は針路を北に向け、F1へ接近を始めました。
そして最初の悪夢が襲います。
私はF5の北に防空ゾーンを形成します。
さらに、戦闘偵察隊をF3へ向かわせました。
暗闇の中でF1の88mmが何かを射撃していると言う報告が入ります。
そして、多数のドットが一斉にF5を取り囲むようにして迫ってきたのです。
これは何だ?
零戦の制圧隊か?
とりあえず、F20攻撃は無いと判断し、全迎撃隊をF5に集中します。
全機上げさせ、レーダで誘導。
G4M3はどこだ?
赤いドットと緑のドットが交差。
しかし、赤ドットはそのまま空母に向かってきます。
緑ドットは無視しているようです。
迎撃機が反応しないんだから、G4M3は居ないな。
私はこの時点で、これらのドットが全て零戦だと信じていました。
しかし、MAPを拡大して私は戦慄します。
あまりにも多くの魚雷が空母目指して疾駆しているのです。
何故だ?
迎撃機は何をしている?
空母に数発の魚雷が命中。
無線に私の絶叫がこだまします。
これ以上の攻撃は許されない。
私は必死でG4M3と思われるドットに迎撃機を誘導します。
しかし、迎撃はそのほとんどが空振り。
そして運命の魚雷が接近します。
直前の魚雷が右舷前方の巡洋艦を撃沈。
命中コースに乗っていたもう1本の魚雷を遮ってくれると信じていました。
しかし、無情にも魚雷は巡洋艦の下をくぐって空母に命中。
かくしてスワニーを失う事となります。
残された空母シェナンゴはF19のすぐ南にいました。
私は今にもF19からG4M3が来るのではないかと、気が気でありませんで
した。
戻った端から、全機F19へ向かわせます。
ここではF19の上空を制圧し、F18もしくはF29からの攻撃に備える
つもりでした。
しかし、日本軍は際立った動きを見せず、時間は刻々と過ぎていきます。
今度は高空からの急降下雷撃か?
私はたまりかねて、戦闘偵察隊にSBDによるF18偵察を命令します。
戦闘偵察隊からの情報では、F18に多数のドットを発見。
艦隊に接近中との事でした。
やがて艦隊北に多数のドットが現れます。
私は全機に緊急迎撃を指示します。
しかし、ここで日本軍の罠にはまります。
現れたのは全て零戦だったのです。
完全にackの射程外で、圧倒的な挌闘戦能力を有する零戦と泥沼の消耗戦を
展開する事になってしまいました。
無線でG4M3が居ない事を確認するまで、多数のFM2を失ってしまいます。
空母を1隻失い、頭に血が上っている状態での零戦投入。
やられた・・・と、心の底から思いました。
結局、ポイントでは辛うじてリードしていたものの、USNF内部では完全
に負けたと感じていたのです。
そして、日の出前のG4M3は全く見えないと、各隊員は悲鳴を上げていました。
日の出前の雷撃阻止、これがUSNFに何の前触れも無く突然突きつけられ
た悪夢のような難題だったのです。
以後、終戦まで闇夜のG4M3との戦いが始まるのでした。
後編へ続く
月夜