《tosi第一小隊長の手記》


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アメリカ陸軍航空隊tosi第一小隊長の手記より

「さらば・・・メコン」

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この日、我がUSAAF 第一小隊はF14基地哨戒任務についていた。
アメリカ本国から運び込まれたばかりの最新鋭機P-38Jは、我が小隊に配備
されていた。

2番機tomi機は西側、3番機hbja機は東側を哨戒し、俺は北側の哨戒を行っていた。

南西側はRAFが索敵に向かっているはずだ。

過去の日本軍の作戦からいってメイン基地攻略に来る可能性は大だろう。
問題はいつ、どのルートでくるのか?それもどのくらいの数を投入してくるのだ
ろうか?


依然として敵機は姿を現さない。

思い付いたように、hbja機に無線をいれた。
ようやく配備となった最新鋭機P38Jはあと一機残っている。
三番機に用意されていたP-38Jはエンジンの不調で整備にまわされていたのだ。
そのためhbja機はP-38Fを使っていた。

が、そこは機材豊富な米軍だ。そろそろ整備も終了した事だろう。

いつ敵は現れるか分からない。もし機体を乗り換えさせるなら今しかない。

「直ちにF14へLANDし、P-38Jへ乗り換えよ」
「了解!」とhbjaは明るく答えた。

F17攻略は順調にいっている様子だ。あとしばらく哨戒して、会敵が無ければ
F16にLANDし爆装して一気にF6攻略だ。

1番機、2番機がLANDし再度UPする際、3番機には上空をCAPさせよう。

と、無線機を手元においてふと正面に視線を戻した瞬間、前方上空に
かすかに灰白色のドット数個が視認できた。

「zekeだ!32型か?」

俺は過去、zekeによる低空単独索敵に何度も遭遇していた。
あの時の奴の機体のマークはあのtukiだった。
憎っくき敵パイロットtukiは何人もの我が隊員を大空の塵へと葬ってきた奴だ。
奴の機体の尾翼には特徴のある三日月のマークとmoonを意味する奴等の文字、
チャイニーズキャラクターで「月」と描かれている。
今日こそ生かしては帰さない!

しかし今回は高々度。いやな予感が胸をよぎる。

「敵の索敵機か?そうであってくれ!」

「F14 北 高々度に敵機発見!」
すばやく無線に入力した。

が、その淡い期待は裏切られた。

当初、数個だったドットは次の瞬間には数え切れない程の数になり、
左右に大きく広がりながら俺の真正面に覆い被さってきた。

(それは坂井三郎がダガルカナル上空で大上陸船団を目にした時の気分だった。)

「ああ。何てことだ!」
「まさかまさか!迂回もせずに直接来やがったか!しかもこんなに早く!」
「現在高度14k。敵の大群がF14に殺到してくるぞー」
もう、必死の思いで無線にうった
しかもその数からいって陸海軍混成隊のようだ。

たとえ我が身がどうなろうとこの津波を防ぎ止めなければならない!
それが徒労に終わろうとも・・・。
俺は覚悟を決めた。

ヘッドオンで正面に捕らえた一機めがけ、夢中で発射把をにぎる。
が、命中したのかどうか全然わからない。

高速ですれ違う俺の機と敵機。
カンカンカンと命中音が背後で聞こえる。
99艦爆の後部機銃が火を吹いている。

「くそっ」

操縦かんを思いっきり手元に引っ張りインメルマンをかける。
見ると敵機は既に爆撃降下姿勢にはいっていた。

俺は敵機の大編隊の只中にいた。
上も下も右も左も敵機の乱舞である。
ウォーンとけたたましいエンジン音を響かせて次々に急降下していく日本機。

俺はもう6時方向は見なかった。

させるかーと夢中で追いかけ連射を浴びせる。
正面の視界に次々飛び込んでくる敵機の群れ!
俺は片っ端から敵機に引き金を引き続ける。

もうF14はあちらこちらから燃え盛り敵味方入り交じっての空中戦の
修羅場と化していた。

長い時間だったような、あまりに短い時間だったような
それは今でも分からない。

そして...青無線でGod(sy-c)より無情の審判が告げられた「game over!」

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ガタガタ道を捕虜収容所へ向かうトラックの中、空ろな表情でメコンの夕空を
見上げた時、傍らのons0司令はそれまで閉じていた目をキッと見開き
呟いた・・・I shall return!

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あうっ。マッカーサーネタだけど、今回のイベントの舞台は
フィリピンじゃなかった(^^;)

というわけでイベントマスターsy-c氏、両軍の司令官、参加された
皆様、おつかれ様そして有り難う。(^^;)


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┌─┬─┐ ● NAME     : Toshiaki Ubukata
│  ┼  │ ● CALLSIGN : toshi-
├┼○┼┤ ● SQUAD    : The Flying Tigers
│  ┼  │ ● E-mail   : ubukata@mars.dtinet.or.jp
└─┴─┘ ● URL : http://www.dtinet.or.jp/~ubukata/WB/wbindex.htm
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