
《nabe少尉の手記》
元日本海軍パイロット nabe少尉の手記より抜粋
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8月31日(くもり)
甲1号/甲2号/M0号作戦で得られた教訓をもとに、fafa司令が大胆な策をぶちあ
げた。タイマーを逆手にとった作戦で、
攻撃)「はしご爆撃」作戦
我々J1隊4機が4つの基地に同時に爆撃開始し、タイマー始動後待避
5分後に共同作戦の陸軍が、そのうち二つの基地に爆撃
基地閉鎖確認後9分30秒で占領
防御)「4派襲撃」作戦
敵の行動を索敵担当のJ2隊がいち早く察知し、初弾投下と同時にタイマー始動
防御担当のR1/R2隊が基地後方の上空で待機
基地設備復活ぎりぎりのタイミングでR隊が強硬着陸
防御の主眼はf2-f8-f11のデフォルト基地ラインの維持であり、敵が失陥した基地
を取り返そうとする速度以上に攻めようという作戦だった。
我がJ1小隊は、攻撃の要だ!自然力が入る!
ところが、当日は希に見る磁気嵐が発生し我が小隊のタイマー観測が狂ってしま
い陸軍隼隊の奮戦による3度の閉鎖にも関わらず、一つとして基地が奪えなかっ
た。逆に敵の猛攻のためf2基地を失陥してしまう・・・
陸軍の白い目が痛い。後方で味方基地を必死に守っていたR隊にも申し訳なかった
敵の爆撃錬度が低く連携が弱かったこと、索敵担当機がいなかったことなど、付
け入る隙がかなりあったため誠に残念な結果であった。
あれは、全くの不運。いや、運も実力のうちか・・・
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9月7日(雨)
当時私は爆撃担当として、作戦立案に参加していた。
当初の目論見では日本軍が戦力優位にたつ第1戦、第2戦で多数の基地を占領し、
敵が反攻の狼煙を上げる第3戦に隙をついてメインベース攻略作戦を提案しよう
と考えていた。
第1戦の手応えでは、「はしご爆撃」作戦が機能すれば爆撃部隊の錬度の差から
余裕で基地を奪取できることがわかったが、タイマー管理の根底が第1戦で崩れ
てしまったため、情勢は不透明となった。
逆に、f2基地を失陥したため敵のP-38隊の方がメインベースを航続距離内におさ
めてしまった。俄然、防御の主眼は我が主力基地の防衛に焦点が移った。
このような情勢のなか、我々は当初の作戦を繰り上げ第2戦で敵メインベース攻
略のばくちに出ることになったのである。
侵攻ルートは100feetの超低空。10000feetあたりで哨戒している敵からは絶対に
見つからないことは確認済みだ。実際、f14までは敵に出会うこと無く進出できた。
しかし攻撃隊は必要機数に若干足りない。おまけに雨の中の長駆侵攻で何機かエ
ンジン不調で脱落していき、いよいよ機数が不足してくる。メイン攻略隊のroki
隊長の訓示も空しく、あと一つ爆弾が足りず作戦は失敗に終わった。
翌々日ももう一度、同じルートで侵攻したものの、やはり失敗。
「あと1発の500lbがあれば・・・」
この言葉が爆撃担当としての自分の胸に重く突き刺さった。
Ackは100lbで破壊でき、かつ予備が1発ある事、そして戦闘に入って生存性が高
いこと、1000lbもの爆弾を抱えた陸軍の進撃をカバーできるだけの速度的優位が
有ることを理由に、99艦爆より零戦での出撃を計画した爆撃担当としては非常に
悔いが残る結果となった。
作戦立案時点でfafa司令が「場合によってはメイン攻撃自体を囮にしないといけ
ないなー」とつぶやいていたが、なんとR隊とエンジン不良で出撃が遅れた陸軍のmtml
だけで、我々のメイン攻撃で生じた隙をついてf2の奪還に成功。
溜飲が下がったとはいえ、メイン攻撃担当のJ1隊小隊長としては凄く複雑な気持
ちだった。
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9月14日(くもり)
これまで、何かと意思疎通に問題があった海陸軍だが、前回のmtmlの活躍で一つ
の氷が溶け、より緊密な共同作戦に向けての第一歩を踏み出す事ができた。
独立第100飛行中隊である。
陸軍のroki小隊と我が海軍J1隊の混成部隊で、遊撃爆撃を主眼とした運用を狙っ
ていた。もちろん本命は陸軍本体であり、本体と100隊が合流してメインベー
スに攻撃をかけることも視野にいれていた。
いよいよ戦いが始まる。
しかし何か様子が変だ。敵はどうも守りに入ったらしい。今までの様な攻撃一本
槍の布陣ではなく、策敵機も飛ばし迎撃機も待機させているらしい。
陸軍本体は敵に捕まり苦戦の連絡。J2の策敵隊からは敵索敵機の行動が逐一入電。
我々100隊は当初の作戦の通り手薄になった前線 f16に対し遊撃的な攻撃を加
える事に決定。
そこへfafa司令より入電。
「f16に対し4派襲撃と同じ発想でR隊が突入する。タイムスケジュールを宜しく」
なんと!これで失敗したら男じゃない!
そしてf16へ。
f11を離陸し、斜めにf8の後方まで100feetで侵攻。
f8の南海上で高度を取り直し、敵の索敵部隊の反対側から進入。
まんまと基地上空にたどり着く!
「爆撃開始!」の掛け声がするや否や、あっという間にf16を閉鎖してしまった。
後はコンバットスペースを低空に持ち込んでR隊の突入を待つだけだ。
「R隊突入!」とfafa司令の号令一下、零戦全機が突入する。周り中灰色の機体だ
らけだ。凄い!
翌日も100隊はまたf11に集結。陸軍隊本体とあわせメインベースに爆撃を仕掛
けるか、どうするか・・・f16に敵が攻撃を仕掛けており、朝一での出撃を中止し
様子を見る事に。
f16の攻防に決着がついた頃は既に日が昇ってしまい、メインベース攻略を断念。
代替攻撃先の一つであるf17に攻撃を仕掛ける事に決定した。
またもや100feet侵攻し、f10方面に展開している敵索敵機をかわす。f14まで長駆
索敵に出かけてくれたtuki少尉のおかげで、 f17が空っぽなのは既に判明してい
る。
そうまさに、空っぽ!
そして、100隊は無人の野を駆けるがごとくf17占領に成功したのである。
最後の土壇場でf16を奪い返した敵にはあっぱれと言う他無い。
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9月21日(快晴)
いよいよ、戦局は大詰めを迎えた。
ここまで、占領作戦は押し気味に進めてきたものの、機体の損耗が激しく、決し
て有利とは言えない展開。おまけに敵はSpit9とP-38Lとかいう新型機を配備した
様子。
いや、我々には陸軍の誇る疾風が8機いる!
今日のために今まで無理はさせなかった。
そして、我々の手元にも新型零戦が3機とどいた。
今度は「背水の陣」だ!
海陸軍の全機によるメイン攻略作戦!
前線後方のf7を離陸。
私は零戦32型によるAck担当中隊所属。第1派を担当。
高度22kでf15手前か300ktでの降下進入開始!
f14手前高度15kで敵P-38を発見!
52型の護衛隊にP-38を任せ、なおも降下!
後ろは見るな!fafa司令の背中だけみてろ!
「zeke隊攻撃開始!」
進入路をミスった。最初の突入が浅すぎたため、慌てて引き起こし再度突入。
今度は角度が深い・・・「ちぃ」、慌てて高度を取り直し一旦基地の向こう側に
抜ける。「高度は?」・・・8000feetか・・・2000feet足りない・・・
「投弾高度を下げよう!」一瞬の内に覚悟を決め一気に降下体勢に・・・
高度3000・・・「まだまだ・・・」
高度2500・・・「もうちょい・・・」
高度2000・・・「いまだ!」
普段より1000feet低い高度からの投弾。回避時に6~7発もの対空砲を浴びるが
なんとか持ちこたえた。目標も破壊完了!
ん?N Ackが残っている。よし、もう一発あるな。いくぞー。
周りにいくつかの着弾がある。自分も高度5000feetからの垂直降下爆撃の体勢に。
高度3000feetで投弾・・・「しまった外した!」
そこに「99隊/隼隊かかれー!」の声!
あっという間に、そこら中煙だらけに。N Ackもついに沈黙した。
「あとHunggerとTowerだ!」roki少佐の声がする。
「危ない!」黄色い銃弾がかすめていく、こいつはSBDかー。
そこにいるのはP-40か?
敵も味方も入り乱れて、なにがなんだかわからない。
後詰めの疾風は既に突入したか?
一瞬「一発不足」の悪夢が頭をよぎる・・・
「Hunnger破壊!」の声。「残りはTowerだ!」
Towerに銃撃を加える。銃撃する端からいくつもいくつも爆弾が炸裂する。
「まだまだ爆弾があるじゃないか!」
ついに破壊!誰が当てたかわからない!
「F14 CLOSE! LAND!!!」、思わず叫ぶ。
自分も着陸態勢に入る、「F14 Close確認!」誰かの叫び声が聞こえる。
滑走路の端だが何とか停止できる距離が残っているか・・・
「南無さん」と着陸態勢に入る直ぐ前をP-38が離陸して行く・・・「着陸が先だ!」
後ろから銃撃。尾翼が壊れる。しかし既に車輪はしっかり地面をつかんでいる。
「よし、止まれる!」・・・目の前をP-38がゆっくり離陸していく。
「Field F14 has been Captured by Green」
一足先にfafa司令がLandした!
その瞬間滑走路上で不覚にもぐったりしてしまった私は、放心状態でゲームマス
ターの「GAME OVER」の声を聞いた。そして、遣り残した最後の作業を・・・
TORA TORA TORA・・・
TORA TORA TORA・・・
我奇襲に成功せり
100chに万感の想いを込めた勝利の叫び!
これが言いたくて日本海軍で参加したんだ!
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いやあ。途中で仕事が超忙しくなってしまったけど、本当に楽しませてもらいま
した(^^;
1戦1戦にドラマがありました。
勝ったことは素直に嬉しいですが、こういう極限状態に近い状態での戦い・・・
練習を行い、錬度を前提にした作戦を練り、鬱憤を溜め(^^;、やるだけの事をや
り、実施に移し、予定が狂ってあーだこーだ無い頭を使い、そして結果に一喜一
憂する・・・これだからヒストリカルイベントは止められない(^^;
イベントマスター、両軍司令、全ての参加者に感謝です。
空戦能力もそんなに無いくせに爆撃担当として何かとでしゃばり、無理矢理零戦
での爆撃演習に参加させてしまった皆さんのご協力に感謝(^^)/
一緒に戦ってくれた陸軍の皆さん。爆撃一本槍で4戦戦ってくれてありがとう。
溜まった鬱憤はMAで(^^;
米軍、英軍の参加者の皆さんも、お疲れ様でした。次も負けないからなー(^^;
nabe <JP3ND> in Warbirds
渡邉琢也 : nabezo@fsinet.or.jp/nabezo@ceres.dti.ne.jp
http://www.avatar.or.jp/~nabezo