
Big Week
デュッセルドルフ
昼間爆撃作戦
《roki's review》
To: <WB@ecology.kyoto-u.ac.jp>
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ども、rokiです。
"敗軍の将、兵を語らず"と言いますが、敢えて生き恥を晒すことと
しましょう。
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> 差出人 : S.Y. Chang <sychang@gol.com>
> 宛先 : WB@ecology.kyoto-u.ac.jp
> 件名 : (WB 4180) デュッセ独軍司令官回顧録(すげー長文)
> 送信日時 : 1997年4月3日 16:12
>
> [勝利への方程式]
>
> 司令官の仕事は自軍の勝利への最短距離「勝利への方程式」を
> 早急に見つけ出すことだと思います。もちろんこれはいきなり見つかる
> ものでなく、戦いを通して気づくものだと思ってます。ある意味
> 気づき勝負とも言えますね。
付け加えるなら、「勝利の方程式」は最後まで解かれなければ
ならないということができるでしょう。
真のリーダーの仕事は、ただ一度の戦いにおいて勝利するための
方法を相手より早く考えること、それを果断に実行できること、そして
運命の女神を味方にできることだと思ってます。敗者(=死者)に次の
戦いの場は与えられないのです。
> 勝利要因
>
> USAAF ・D(デュッセ)への爆撃
> ・B17を撃墜させない
>
> LW ・Dへ爆弾を落とさせない
> ・B17の撃墜
至極当たり前のことです。しかし、当たり前のことがちゃんと再現
されているということにbatさんのルールの素晴らしさがあります。
> でした。はっきり行って復路はおまけ、敵司令官との往路のコースの
> 読み合いが今回のシナリオでの私の一番の醍醐味でした(^_^;)
ここら辺はジャンケンみたいなものです。完全に相手を詰んでしまう
ことができない手を使う限り、必ずそれを打ち破る手がありますから。
> でした。このほかにも護衛能力とか密集能力とか索敵能力とか
> いろんな要因がありますが、あくまでも「もっとも重要」なのは
> 上記のポイントです。
爆撃は簡単です。今回の目標は非常に大きいですから、編隊を
正確に導けば、100%命中するという見積もりでした。
護衛は困難です。敵味方同数であっても、突破だけを考えた
機体を阻止するのは難しいでしょう。
もっとも難しいものは、密集編隊を維持することです。軍における
訓練も編隊飛行の訓練がかなりの時間を占めることを見ても、
密集隊形を組んで飛行することの難しさがわかると思います。
つまり、一朝一夕にできるようなものではないということです。
> P51の護衛能力は多分に戦略的な面が強く、個人の能力より
> 司令官の運用によるところが多い。とりあえずこれは不明要因。
護衛機が機能するかが問題点でした。護衛機と戦闘に入って
くれればいいですが、戦闘してくれない場合は爆撃隊に攻撃が
加わること必至。非常に流動的な戦力で、計算しにくい存在です。
特に護衛機より攻撃機のほうが数的に優勢な状況下において、
集団戦では個人の能力は平均化されてしまうことを考えると、数の
論理だけが通用することになります。つまり、爆撃隊は必ず敵に
(しかも対爆撃機戦闘のエキスパートに)攻撃されると。
> ・B17の密集隊形
> ・高空での能力低下により、速度差が小さくなる
密集隊形を保つためには、速度を落とす必要があります。そのため、
高高度でも依然として必要十分な速度差はあったと思います。また、
B17が25k以上の高度に到達するには30分以上かけて上昇する必要が
あるので、20k程度での交戦がメインになると考えてました。
> この殺傷力はもはや運の問題ではなく、完全に技術の問題です。
> これはばかりは「幸運による圧倒的な戦果」は期待できません。
> 運がからんできたとしても5%から10%の変動しかありえないでしょう。
この程度の規模の集団戦となると戦果が平均化されて、戦術級
シミュレーションゲームのような感じになってくるようです。
> つまり、総勢12機(平均)の独軍迎撃隊にとって、どんなに好調でも
> 1回の突入で5機の撃墜しか期待できないということです。<司令官の視点
基本的に1vs1では爆撃機は戦闘機の敵ではないと考えてます。
そこで爆撃機は密集隊形による火力の集中によって防御効果を
高めることになりますが、ここで十分な防御効果を得るためには
各機の間隔が200ヤードでもまだ遠いと考えてました。
従って、密集編隊を組むことができない状態では、カモ番機から
順番に食われてしまう状況を避けることは難しいわけです。
2機以上のエキスパートに突破されたら1機につき2機は食われる
だろうなというのが私の見積もりでした。
> ・Fwが30kまで上昇してB17を補足できうる位置につくまで
> ようする最短所用時間15分
FwがB17の出撃高度まで駆け上がるのに5分、B17は6分で2k
しか上昇できないので(スロットル80%)、開始後6分でFwはB17に
対してかぶされる高度をとれます。
> ・B17がDまで最短距離を利用した場合の爆撃までの時間約35分
もっとも遠い工場(A3)に投弾しても29分50秒ですね。この#眸き
高度は24k程度なので、B17が(4,3,9)にかかったところでF25から
発進した機体はぎりぎりで投弾前に攻撃を仕掛けることが可能です。
攻撃時間は1分程度ですが、ここまで来ているB17は絶対に回避
運動をすることがないので、落ち着いてやれば簡単でしょう。
> LWは最短距離を突き進むB17に対し1度しかinできず、
> 大部分生き残ったB17がDに壊滅的なダメージを与え、分散して
> 北に逃げていった結果、復路での捕捉は不可能。索敵機の被害
> ばかりが増えていく状況。圧倒的な敗北です。
復路はやられて再出撃する元爆撃隊が増えるので、イングランドに
近づくほどLW側に不利となります。が、再出撃組が増えるという状況は
望ましいものではないです。
> [第3戦敗北のショック]
>
> 第3戦の敗北は独軍にとっては大きなショックでした。特に
> 私にとっては「ついに必勝の方程式を見つけられてしまった」と
> いう感じでした。
結果として3戦目は勝利しましたが、全く楽観できる状況では
ありません。ここまでの3戦で、B17の生還率は僅かに30%程度。
残り2戦もこの程度と考えると、被撃墜が投弾前になれば全く
結果は逆転してしまうわけです。
> 今後同じ作戦を取られた場合、ドイツ軍は往路で1回しかin
> できないわけで、それだけではD突入前にB17に壊滅的な
> 被害を与えることは不可能だからです。
同じ作戦を取るというのは基本的にしない方針でした。必勝法で
ない限り対抗策を取られると負けるからです。この方針に反した
4戦目はやはり負けています。直衛機と合流できても、前述した
ように護衛の効果が流動的であるため、対抗策を封じることが
できなかったというわけです。
爆撃隊を秒単位でコース管理して飛ばし、護衛機のコースも
指定しても、読まれた作戦というのがいかに脆いものであるかを
明らかにしてます。
この時点でそちらの焦りを読んで、変則的な作戦を選択する
ことができなかったのが甘かったです。
> よしんば復路にもう一度捕捉して全滅させたところで良くて
> 引き分け。こちらの被害やP51の存在を考えるとやはりリスクが
> 高すぎます。
復路で落とされる分についてはあまり気にしてませんでした。
投弾してしまえば、得点的に有利になるので、落とした機体を
護衛機が食えばそれでよし、逆に落とせばボーナスみたいな
ものです。
> 帰還を前提にしない神風作戦です。イギリス本土までおっかけた
> 場合、帰還する燃料が足りないのです。イギリスの北のほうにU-Boat
> を待たせているからditchして帰還なんて言い訳してますが、はっきり
> 言ってルール違反すれすれ(^_^;)
ブーブー! (^^;
> rokiの取ったコースは私の少し斜め上を行っていました。まさか
> 北西にコースを取るとは。
敵地内へのditchを前提としないならば、デュッセルドルフへの最終
ターンを行った(-1,6,7)までLWは侵入して来ないと予想しました。
F11から上がってもぎりぎりになるので、F16でお迎えを用意して
おけば、レーダーを使ってB17を追っかける限り、戦闘機隊と遭遇する
だろうと。
イングランドを出るまでに24kまで上がれるので、この高度で迎撃する
には上がるだけで8分かかります。つまり、イングランドを出るまでに
攻撃されなければ、攻撃チャンスはあっても2回、しかも護衛機つきと
いうわけです。イングランド内で攻撃された場合でも、燃料を気にした
攻撃では心理的なプレッシャーで被害も少なく、被弾機はすぐF1へ
戻してしまえばいいだろうという考えでした。
このときは土壇場でsink、tomo、kamoの3機で構成される超低空
侵攻小隊を編成して、南回りで進撃させました。デュッセルドルフ開始
前のchatで分散や低空侵入をやってみたいという意見があったので、
最終回だしここでやって楽しんでもらおうと決定しました。
> すごいタフな戦いでした。USAAFのroki将軍とは、真の意味で
> 「戦略」レベルの戦いができたと思います。戦いの裏にし烈な
> 心理作戦、動きの読み合い、戦力分析.....
毎回コースを決めるときが一番悩むときで、どれにしても対抗策を
選ばれてしまうようなジレンマがありました。
> あと地上での.rostコマンドの活用。第5戦でP51部隊が
> F16からやってくることはこれで完全に把握していました。
> ちょっと卑怯な気もしますが、無線ログ見るとUSAAF側も
> 独軍の状況を.rostで調べてるし、またこちらもそれで秘密
> が漏れることの防止策は取っていたので結果おーけーだと
> 思います(^_^;)
こっちは気にもしてませんでした。レーダーもあるわけだし。
発進基地を調べても、こっちが先に出撃するからあまり意味
ないです。逆手に取られる危険もあるし。
> あと、まだ司令官を経験していない皆様へ。
>
> 司令官むちゃくちゃ大変ですが、むちゃくちゃ楽しいです(笑)
> %畄ナリオイベントの美味しいところのほとんどは司令官が持っていっている
> とも言えます(^^;)
>
> ぜひこの「全ての英知をしぼって相手の司令官と対決する」醍醐味を
> 味わってください。
そうそう。1回のBoBで司令官をできるのはわずか2人しかいない
訳ですから、やれるときにやらないと一生できないよー。(大げさ)
> あたしゃその時は一兵卒としてお供いたしまする(^^;)
私は作戦がうまく行ったと感じるときが来るまで、何度でも挑戦したい
ですねー。でも、今回の敗戦の責任をとって更迭されるんだなー。
4月1日付で転勤になっちゃいました。(^^;
充実した5週間でした、参加してくれたみなさん、ありがとう!
3 April, 97
松本 宏規 (roki) matumoto@mars.dtinet.or.jp
"奇跡は起こるよ 何度でも~。47戦隊-新撰組"