Nifty BoBイベントレビュー

1996年8月18日PM7:00~


Battle of Britain
"Scramble!!"



今回のBoBイベントのルールをBoB Masterのsy-cさんのWarBirds MLへのメールを引用させて頂きます。


今回のルールについて
BoB Masterよりルール説明

日時: 8/18(日)夜7:00より
    Special Event Arena goldのHQで集合。

タイトル: 「Scramble!!」
タイトル通り、今回は緊急発進をテーマにしてみました。

おおまかな内容:
「Fighter Sweep」作戦である。敵前線基地を強襲し、
敵航空戦力の削減を目的とする。

使用基地:
守備側F13
攻撃側F18

エントリーリスト(8/15現在):
 攻撃側: bat-,ukky,joej,inue,maks,vict

 守備側: t-ya,roki,tsu4,yama,kpon,haya

 リザーブ: sy-c,tomi,1100,jet-


使用機体:

 第1戦 「ラバウル」
     攻撃側 P38F
     守備側 A6M3 or A6M5

 第2戦 「ハリコフ」
     攻撃側 P39D
     守備側 Bf109 or Fw190

 第3戦 「ソロモン」
     攻撃側 A6M5
     守備側 F6F or F4U

 第4戦 「シェルブール」
     攻撃側 Fw190
     守備側 Spit5 or Spit9

 守備側は各自好きな方の機体に乗れます。ですから、混在部隊になります。

 燃料は攻撃側40%、守備側25%(ただし哨戒機は40%)。
 爆装は禁止。

 トレシに入ったらまず、燃料のセットと点数のクリアをお願いします。

全体の流れ:
・まずマスターの"roll"の合図で攻撃側は全機発進します。
・守備側は1機だけ哨戒機を発進させます。残りの機体は
 ハンガーにて待機。
・攻撃側・守備側哨戒機は互いの基地を目指します。
・守備側哨戒機は敵機発見後(dotではなく色まで確認
 できてから)、"con!"を宣言します。
・哨戒機の報告を合図に守備側は離陸・迎撃します。

制限時間:
最初の制限時間15分。
この時間が来たら"time15!"を宣告します。
そうしたら守備側は5分以内、攻撃側は7分以内に帰還しなければ
いけません。
この時点でまだ着陸してない機体はすべて損失扱いになります。
「xxxx exited plane」のメッセージをもって着陸とします。

 0:00 攻撃側発進
守備側索敵機発進

 0:02 接敵

 0:04 基地上空空戦開始

 0:15 攻撃側引き上げタイム
守備側着陸が許可される

 0:20 守備側着陸タイムリミット

 0:22 攻撃側着陸タイムリミット
1フレーム終了



勝利条件:
最後に着陸した時点で両軍の損害を報告し、1機でも
守備側の損害が多ければ攻撃側の勝ち。
同数だったら守備側の勝ち。

もちろん全滅を狙ってください。

細かいルール:
・攻撃部隊の離陸後の基地上空での旋回・高度稼ぎは認めますが、
 攻撃進路の迂回は認めません。まっすぐ敵基地を目指してくだ
 さい。
・守備側の迎撃コース迂回は認めます。
・高度制限、空域制限はいっさいありませんが、最後には元の
 基地に着陸しなければいけないので、その点に注意。
・万が一索敵機が敵発見の報告を出せなくても、次の条件で
 守備側は発進できます。
・地上待機の機体から敵(色)を確認できたとき
・索敵機が撃墜されたとき
・その他、敵の来襲が確認できたとき
・攻撃側・守備側ともにいつ着陸してもOKですが、
 15分経たないと".e"できません。すなわち、滑走路上の
 的になります。
・15分経過後の発砲も禁止しません。しかし制限時間内に
 着陸しなければならないので無理は禁物です。
・哨戒機は敵発見の時点で戦ってもいいし、逃げてもいいですが、
 着陸".e"は15分後になります。
・最初のパスのヘッドオンなど、基本的になんでもあり。
・数に関しては攻撃側のほうが多いように調整します。

エントリー:
Nifの会議室か、MLにてエントリーを受け付けます。
必ず守備側か攻撃側か、どちらかの希望を述べてください。
なおバランス調整のため、希望が受け入れられない場合があります(^_^;)

飛び入りは歓迎ですが、ルールが細かいため、事前にルールの
熟読をよろしくお願いします。

マスターは当日の人数調整要員としてエントリーしますので、
どちらになるかは不明です。場合によっては飛ばないかも(^_^;)


 あまりにもさっさと終わるようだったら、攻守交代して2フレーム
やるかもしれません。

------------
 では細かいルールで恐縮ですが、熟読をお願いします。質問はいつでも
受け付けます。

 では、みなさんのエントリーをお待ちしております。

---
S.Y. Chang "sy-c <F'ing Tigers>"
Yokohama Japan [Local time: EST+13]
<sychang@gol.com>
http://www2.gol.com/users/sychang/WB/



ブリーフィング

攻撃チーム(purp) bat-,ukky,joej,maks,vict,tomi,jet-,neri
守備チーム(gold) t-ya,roki,tsu4,yama,kpon,haya,sy-c
今回のイベントは、ルールの説明にある通り"Scranble!!"をテーマとしています。私は、守備側を選択しました。


各フェーズにおける対戦内容を以下に示します。私の乗機は、赤で表示します。

 第1戦 「ラバウル」
     攻撃側 P38F
     守備側 A6M3 or A6M5
A6M3とA6M5のどちらにしようか迷いましたが、運動性能を取ってA6M3をチョイスしました。

 第2戦 「ハリコフ」
     攻撃側 P39D
     守備側 Bf109 or Fw190
BF、FWともに乗った事があまりない機体です。速度を重視してFw190をチョイスしました。

 第3戦 「ソロモン」
     攻撃側 A6M5
     守備側 F6F or F4U
A6M5の運動性能を考えて、後方視界の良いF4Uをチョイスしました。

 第4戦 「シェルブール」
     攻撃側 Fw190
     守備側 Spit5 or Spit9
相手の速度を考えるとSpit9で対抗するのが定石だとは思いますが、Spit5使いとしては、ここはSpit5でいくしかありません!!!

戦闘結果



96/08/18 BoB Masterより戦闘結果発表

Nif-BoB(8/18) 「Scramble!」 結果


最終参加者リスト:

攻撃チーム(purp) bat-,ukky,joej,maks,vict,tomi,jet-,neri

守備チーム(gold) t-ya,roki,tsu4,yama,kpon,haya,sy-c


第1戦: P38F vs A6M5 or A6M5

purp lost = 3
gold lost = 2 gold Win!

#第1戦でまだ不慣れなせいか、両軍決定的な決め手をかけたまま進行しました。
 P38FはZekeの回避能力を吹き飛ばすだけの突撃力に欠き、ZekeはP38Fの後ろに
 つくものの追いつける速度に欠きました。
 気がつくと主戦場が攻撃側のF18まで移っていたのはご愛敬。


第2戦: P39D vs Bf190G or Fw190A4

purp lost = 4
gold lost = 5 purp Win!

#これは好カードになると思っていましたが、まさかここまで盛り上がるとは(^^;)
 性能的には圧倒的に優勢な守備側に鈍重なP39Dが襲い掛かります。しかし、守備
 側のBf109は照準の難しさから機銃がなかなか命中せず、当たっても威力不足で
 決定打にかけました。Fw190にいたっては上昇力がないため、まったくもって拠点
 防御には不向きでした。
 一方のP39Dは鈍重なものの、37mmが一発でも当たればという破壊力により、次々と
 敵を撃破していったのでした。私もukky氏に1pingでエンジン昇天させられました
 (^^;)


第3戦: A6M5 vs F6F or F4U

purp lost = 8
gold lost = 3 gold Win!

#防御側はAckを有効利用する作戦に出たため、装甲の薄いA6M5には厳しい戦いと
 なったようです。12.7mmがつくりだす弾幕はまさにZekeに対するものであり、
 一発でも当たればパイロットキルやElev.を吹き飛ばす結果になったようです。
 このあたり、まさに歴史を肌で感じさせられます。
 結局Ackと米軍機の重装甲・弾幕により、攻撃側は全滅させられてしまったの
 でした。


第4戦: Fw190A4 vs Spit5 or Spit9

purp lost = 7
gold lost = 4 gold Win!

#攻撃側のbat-氏がもっとも入れ込んだ1戦です。守備側もさすがにこの回だけは
 苦戦を覚悟していました。
 しかし予想に反し、コネクションが悪化していたこともあり、不注意による衝突、
 不運、Fwに不慣れなパイロットなどにより、攻撃側は次々と味方を失っていった
 のでした。
 最終的に生き残ったのはtomi氏だけという結果に終わり、purpは厳しい敗北を
 味わったのです。


総評:

 本当は9vs7というバランスを考えていたのですが、dumpのせいもあり8vs7という
バランスになってしまいました。
 機体性能は全般的に守備側有利に設定しているため、ちょっと数的に攻撃不利かな
というのが終わってみてからの感想です。
 それから上昇力も守備側が上まっているため、実際に会敵してみると高度差が
ほとんどなかったりしました。今度やるときは守備側索敵機の発進を30秒遅らそう
かななんて思ってます。

 その中での第2戦のP39Dの結果は驚くべきものです。「時代はP39か?」という
t-ya氏の言葉が印象的でした(笑)

 ある意味、「イコールコンディションでないBoB」を目指したので、その意味
では成功だったと思います。時間制限ルールも「緊迫感があってよかった」という
感想が多くほっとしております。

 参加してくださった方々も、「色んな機体に乗れて楽しかった」という感想を
くださいました。mIRCの反省会では各機体の乗りこなしについてで盛り上がり、
思惑通りに進んだことはBoBマスター冥利につきるものです。

 参加者各位協力どうもありがとうございました。m(__)m


 次回、是非攻守交代をしてもう1回やりたいという声が多かったので、次回も
この「Scramble!」をやりたいと思います。

---
S.Y. Chang "sy-c <F'ing Tigers>"
Yokohama Japan [Local time: EST+13]
<sychang@gol.com>
http://www2.gol.com/users/sychang/WB/



デブリーフィング



96/08/18 tsu4からみた結果

> 第1戦: P38F vs A6M5 or A6M5
>
> purp lost = 3
> gold lost = 2 gold Win!
>
> #第1戦でまだ不慣れなせいか、両軍決定的な決め手をかけたまま進行しました。
>  P38FはZekeの回避能力を吹き飛ばすだけの突撃力に欠き、ZekeはP38Fの後ろに
>  つくものの追いつける速度に欠きました。
>  気がつくと主戦場が攻撃側のF18まで移っていたのはご愛敬。

P38F対ゼロ戦の戦いでした。始まってまもなくして、purpの攻撃をかわしながら、相手の状況を見ながら飛んでいたのですが、気がついた時には、被弾音が響き、右翼があっと言う間にもげ取れていたのでした。落ちていくなか、tomi機がいたことにやっと気付いたのでした。
それにしても、リアルアリーナでもイベントでもtomi機に撃墜されることが多いなぁとつくづく感じた1戦でした。(たまには、tomi機を撃墜してみたいものです。(^^;; Hehe...)

戦果:なし。tomi機により撃墜される。
しかし
Gold Win!!!
> 第2戦: P39D vs Bf190G or Fw190A4
>
> purp lost = 4
> gold lost = 5 purp Win!
>
> #これは好カードになると思っていましたが、まさかここまで盛り上がるとは(^^;)
>  性能的には圧倒的に優勢な守備側に鈍重なP39Dが襲い掛かります。しかし、守備
>  側のBf109は照準の難しさから機銃がなかなか命中せず、当たっても威力不足で
>  決定打にかけました。Fw190にいたっては上昇力がないため、まったくもって拠点
>  防御には不向きでした。
>  一方のP39Dは鈍重なものの、37mmが一発でも当たればという破壊力により、次々と
>  敵を撃破していったのでした。私もukky氏に1pingでエンジン昇天させられました
>  (^^;)

この第2戦は、大失敗でした。速度を重視してFwを選択したのですが、防衛にはまったく向きませんでした。こんなにスピードの乗らない機体だったのか?と感じました。スピードがのらないとこの機体は輸送機みたいなものです。ほとんど七面鳥のようなただの的だったようです。これは、まずいと思いながら基地の高射砲を利用しようと考え、敵を誘い来んでいたのですが、旋回中にjet-機によりPilot Killされてしまいました。
戦果:なし。jet-機により撃墜(Pilot Kill)される。
味方の損害が大きく
Purp Win!!!
> 第3戦: A6M5 vs F6F or F4U
>
> purp lost = 8
> gold lost = 3 gold Win!
>
> #防御側はAckを有効利用する作戦に出たため、装甲の薄いA6M5には厳しい戦いと
>  なったようです。12.7mmがつくりだす弾幕はまさにZekeに対するものであり、
>  一発でも当たればパイロットキルやElev.を吹き飛ばす結果になったようです。
>  このあたり、まさに歴史を肌で感じさせられます。
>  結局Ackと米軍機の重装甲・弾幕により、攻撃側は全滅させられてしまったの
>  でした。

前半の2戦を不本意な成績で終了した私(tsu4)は、ここでやっと活躍することができました。何回か乗った事のあるF4Uを選択したことで、かなり自由自在に機体を操れました。相手がA6M5と言う事もあって、4機の撃墜を記録することができました。
戦果:ukky,neri,jet-,joejさんを撃墜、無事に生還!
相手は全滅の憂き目に遭い
Gold Win!!!
> 第4戦: Fw190A4 vs Spit5 or Spit9
>
> purp lost = 7
> gold lost = 4 gold Win!
>
> #攻撃側のbat-氏がもっとも入れ込んだ1戦です。守備側もさすがにこの回だけは
>  苦戦を覚悟していました。
>  しかし予想に反し、コネクションが悪化していたこともあり、不注意による衝突、
>  不運、Fwに不慣れなパイロットなどにより、攻撃側は次々と味方を失っていった
>  のでした。
>  最終的に生き残ったのはtomi氏だけという結果に終わり、purpは厳しい敗北を
>  味わったのです。

最後は、Spit9の方が良いかと思いましたが、Spit5乗りの私(tsu4)は、Spit5で出撃する事に決めたのでした。し・か・し、十分なスピードと高度を取ってこれたFWの前に我がSpit5は翻弄されることになったのでした。特に接敵時の高度差は大きく、これは、負けたかな?と感じていたのですが、Purpのミスも重なり、少しずつ味方がpurpを撃墜していったのでした。私は、スピードを失ったままだったので、FWを決定的な状況にもっていくことは困難でした。唯一の撃墜もかなり無茶な機動を行って、攻撃をかけたところ相手も無理をしていたため、衝突したのでした。こちらは、ちゃんと避けたので被害はありませんでした。
撃墜したjoejさんからは「あの機動はdangeraus playerのやることだ!」とあとで言われたのでした。位置的優位にあるFWに向かって、Headonで上昇しながら突っ込んでいき、数発を叩き込みながら、ぎりぎりで避けたのでした。ほんと、dangerousな機動でしたね、同感、同感、でもあそこまでしないと撃墜できない状況でした。(普段はしません。)
戦果:joejさんを撃墜、無事に生還!
相手はtomi機を残して撃墜され
Gold Win!!!




スクリーンショット

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